高安寺 |
先週に浅間山へ行ってから,浅間山のことをあれこれ調べていましたが,いつの間にか府中に関する調べ物ばかりしていました。そして,調べれば調べるほど,府中の歴史の面白さにハマり込んでしまいました。
奈良時代の府中は,武蔵国の国府でした。つまり,府中は奈良にも匹敵する古都なのです。鎌倉よりもずっと古い。しかし,残存する史跡が少なく,往時の国府の姿はまだ謎に包まれています。
謎に迫るためには,資料をあたるだけではなく,実際に府中へ出かけてみるのが一番。気分だけは,歴史地理学者ですよ(笑)
まずは朝一で武蔵熊野神社古墳へ行きました。きれいに復元されて,展示館や復元石室まで併設。さすが国の史跡だけあって,お金のかけ方がパネェっす。
一次調査は昨日。坪宮と高安寺へ行くことが目的。高安寺一帯について自分なりの仮説を立てたので,それを検証してみたかったのです。
坪宮です。府中崖線下の沖積低地にあります。小さい祠ですが,くらやみ祭りで重要な意味を持つ神社です。社の向き,周囲の環境などを確認。
お次は高安寺へ。かなりの歴史を感じさせるお寺です。境内裏手には,俵藤太で有名な藤原秀郷を祀る秀郷稲荷があります。この下にある弁慶硯の井戸も見てきました。
弁慶坂を下ったところ。昔,ここには湧水が流れていて,弁慶橋がかかっていたらしい。
ここまでが一次調査で,計1時間30分ほど。まずは明日のための,下調べといったところ。
そして今日が,一日たっぷりかけての二次調査。目的は,古墳めぐりと,弁慶橋から国衙跡まで歩いてみるのと,資料の大人買い。
歩いて地形を確認しながら,高倉塚古墳へ。分倍河原から府中の森へ向けて,バスに乗る。
府中の森。博物館の常設展示が見たくてやって来ましたが,リニューアル中だったので,やること無くなっちゃった。。。仕方ないので,昼からビールを飲んだのであるっ! 博物館で資料を買い込む。
分倍河原へ戻って,昨日の続き。こんどは弁慶橋から旧甲州街道を歩いて,国衙跡を目指します。自分の仮説を頭で妄想しながら,実際に歩いてみようと思いました。
国衙跡へ到着。ここも国の史跡なので,お金のかけ方がパネェ。大國魂神社裏手の地形を確認した後,府中観光情報センターへ行って,係りの方にいろいろと教えてもらう。最後に青葉でラーメン食べて,今日はおしまい。
さわやかな秋になってから,三次調査にでかけるつもり。6〜9月は一次・二次の調査結果をまとめながら,今日買った資料を読んでおく。