ペンタックス Papilio II 6.5x21レビュー その2です。
初代である旧型PapilioI(1)と、新型のPapilioII(2)。これから買う人や旧型ユーザーにとっては、両機の違いがとても気になりますよね。
最大の違いは、ゴースト・フレア対策。新型では明らかに改善されています。
まずは旧型Papilioを、蛍光灯へ向けてみます。
フレアが出てコントラストが落ちますね。ゴーストも盛大に出ます。つぎに鋭い点光源のLEDライトが並んでいる場所に向けてみます。やはりゴーストがすごいですね。
フレアが出てコントラストが落ちますね。ゴーストも盛大に出ます。つぎに鋭い点光源のLEDライトが並んでいる場所に向けてみます。やはりゴーストがすごいですね。
こんどは新型PapilioIIを蛍光灯へ向けてみます。
おおっ!かなーり耐えてる!LEDライトの方へ向けても、よく踏ん張って耐えてます。それでもやっぱり薄いゴーストは出るんですが、この価格ならぜんぜんOK。
おおっ!かなーり耐えてる!LEDライトの方へ向けても、よく踏ん張って耐えてます。それでもやっぱり薄いゴーストは出るんですが、この価格ならぜんぜんOK。
これからPapilioを買うなら、3,000円高くても,新型であるPapilioIIを買っておく方がオススメ。旧型のゴーストは、けっこう酷いですからね。
もし旧型を持っていて、ゴーストとフレアがどうしても我慢できないようでしたら、新型への買い換えはアリ。新型でもゴーストが出るときは出ますが、見比べればすぐに分かるぐらい改善されてますよ。
実際に新型PapilioIIでバードウォッチングしてみても、ゴースト・フレアで悩まされることは少なかったです。厳しいかったのは、モロに逆光の場合か、水面に反射した太陽ぐらい。
では、新旧でその他の違いはどうでしょうか?
ズバリほとんど差が無いです! スペック表を見比べても、両機に違いはほぼありません!
あとは、エンブレムが「Papilio II」となりました。ラバー外装はほんのちょっと質感が違うかなーぐらいで、おおむね同じ。滑りにくさも、ホコリの付きやすさも(笑)、しっかり受け継いでいます。
ゴースト・フレア対策が入った。実質的な変更点はこれだけ、と考えてよさそうです。
「それぐらいの変更でIIって言えるの?」とツッコミたいところですが、このタイミングでPENTAXの双眼鏡はラインアップを一新しています。
つまり「ラインアップ全体の見直し」という大きな流れの中で、Papilioもリフレッシュしただけなのでしょう。そうだとすると、なんかちょっと寂しいですね。