まずは,良かった点から。
Very Good!
F値の明るさ。カメラはやっぱりレンズの性能が要,ということを思い知らされた。
Very Good!
レンズの描写。線が細くて,野暮ったさがありません。数年ぶりにコンデジを買って,ここまで進化していたのかと驚きました。
Very Good!
最短撮影距離の短さ。テレ端でも最短20cmなのは,すごく役立ってる。
Very Good!
マクロモードへの切替無しで、マクロ撮影できる。他のコンデジでは,いちいちマクロモードへ切り替える必要がありますからね。
ハイブリッドコントロールリング。絞りはカチカチと回転して調整。MFはスルスルと滑らかに回転。いつものアノ感じで操作できるのが嬉しい。
Good!
そこはかとなく良いグリップ感。ただし,自分は手がやや小さめな人。
Good!
さりげなく効いてくれている手ブレ補正。
Good!
カスタムモードが2つ登録できます。
Good!
MF時のピント調整で,ゆっくり回すとじんわりとピントが変わり,すばやく回すと一気にピントが変わるところ。
Good!
タッチパネルでのピント指定。使い慣れたら,なかなかの威力。
Good!
チルト液晶。アングルの幅が広がります。
Good!
電子水準器。風景撮影のとき助かります。
Good!
ズームレバーの形状。
小さい割りに、指に引っ掛けやすい。
Good!
電源ボタンの位置。微妙に押しにくいけど,だからこそ誤操作が防げている感じがする。
Good!
電源ボタンのランプ。青くてカッコイイ!
Good!
良い意味で無骨で,メカっぽさが溢れるデザイン。男の道具らしさが漂います。
Good!
筐体の質感。金属ならではの剛性感,凝縮感。でも,冬場はちょっと冷たいかも。
Good!
電源ボタンやFnボタンが金属っぽい質感です。
Good!
三角環。
Good!
モード切り替えダイアルの,ほどよい固さ。意識して力を加えれば簡単に回るけど,いつの間にか勝手に回ってしまうことはありませんでした。
Good!
撮影確認が1秒単位で設定できるところ。
Good!
画像再生時にズームインすると、ピント位置へ向かってズームする。撮影直後のピント確認が、この挙動によって素早くできます。地味な点ですが,さすが長年カメラを作ってきたメーカーだと思いました。
Good!
画像再生時でズームアウトしたときに、1画面4枚タイプ/1画面9枚タイプ/1画面25枚タイプの3段階が切り替えられる。好みのタイプだけ使用するように,カスタマイズすることも可能。
Good!
他の機種にもあるけど,アートフィルター。飽きたときに,ためしで使ってみると,なかなか面白い。
Good!
ロゴマークが少なめなこと。某社のデジカメといったら,やたらにロゴが多いので・・・。
Good!
HDMIの蓋がけっこうしっかりとした造りになっています。
Good!
Eye-Fiに対応している。
Good!
EVFを付けられるようになっているところ。アングルが変えられるので,ある意味ではSTYLUS1よりも便利。
Good!
ホットシューの蓋が,ちょっぴりカッコイイ。
とにかくレンズが一番好印象だったなー。逆光だけは厳しいけど。長年のカメラメーカーらしい,使い勝手の細やかな配慮も嬉しかった。
さてお次は,イマイチなところ。
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Very Bad!
ホワイトバランスがあばれがち。ライブビュー時の画と、撮影結果の画が,まったく違うことが多々あります。とくにミックス光だと,この現象が頻発するかな。室内撮りでは,ライブビューと結果との差に,たびたび困惑します。ただし,屋外で太陽光だけの環境だと安定しています。
Very Bad!
赤の写り方にクセがあります。味とも言えなくもないですが,クセが強いかなー。
Very Bad!
逆光性能。サッポロポテトが大盛りだし,コントラストも低下しちゃう。
Very Bad!
レンズキャップが別売り。これ、必須じゃない?本体価格がいくらか高くなっても,標準で付属して欲しかった。
Very Bad!
録画ボタンに別機能を割り当てられない。押しやすそうな位置に録画ボタンが置いてあるだけに,ホント惜しい。ファームウェアで対応できそうなのに、なぜ対応しない?
録画ボタンに別機能を割り当てられない。押しやすそうな位置に録画ボタンが置いてあるだけに,ホント惜しい。ファームウェアで対応できそうなのに、なぜ対応しない?
Very Bad!
画像再生時に,INFOボタンで表示内容を切り替えますが,標準タイプでの表示内容が不満。ファイル名(?)なんかより,f値とシャッタースピードとISOを表示して欲しかった。
Very Bad!
複数のコマを選択して一括消去する方法が分かりづらい。
惜しい・・・
Fn1に割り当てられる機能が限定されてます。Fn2と同等にして欲しかった。
大型グリップがオプションでも用意されていません。せっかく取り換え可能な造りになっているのに・・・。
惜しい・・・
手に持って歩いていると,かすかにコトコトした感触が伝わってきます。内部が壊れてないか,心配になっちゃう。
惜しい・・・
内蔵ストロボの発光方向が固定化されているので,指先で方向を変えてバウンスできません。
惜しい・・・
LEDイルミネータが,けっこうどぎつく光ります。
惜しい・・・
三脚穴が光軸から少しだけズレています。ただ、筐体を小さくするために仕方ないし,それほどクリティカルな問題ではありません。
惜しい・・・
バッテリーの持ちが,良いとは言えない。1個で250枚ぐらいかなぁ。散策しながら撮っていて,半日ぐらいで枯渇しました。
惜しい・・・
バッテリーの向きが逆さでも本体に入れられてしまうので、たまに向きを間違えます。
惜しい・・・
バッテリー蓋の留め具が,ちょっと貧弱な印象。繰り返し開閉しているうちに,壊れちゃうような気がする。
惜しい・・・
USBケーブルの差し込み口が独自端子。ユーザーにとってのメリットが,まったく無い。
惜しい・・・
ぶつけたり,強くこすれたりすると,ハイブリッドコントロールリングの塗装が剥げてしまう。かならずしも,塗装が軟いわけではないけどね。
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以上,細かいレビューおわり。
ホントに不満を覚えたのは,Very Badと書いたものぐらいで,あとは惜しい程度。メニュー周りも不満に感じるところはありますが,テキストで説明するのが難しい。。。