2014年1月25日土曜日

かいぼりした井の頭池から出てきた投棄自転車の写真

井の頭公園の池から,数十年ぶりに水が抜かれました。

かいぼり」と言います。その目的は,池に棲んでいた外来種を取り除き,底を天日干しにして水質を改善すること。

ところが,水を抜いた井の頭池から,投棄された自転車などがたくさん現れました。
その実態をたくさんの人に知ってもらいたいので,撮ってきた写真をアップします。これを見て,貴重な都内の自然や,現代人のモラルについて,意識することが多くなれば幸いです。

ちょっと汚い写真なので,それはあらかじめご了承ください。




自転車がたくさん沈んでいたポイントは,野外ステージの正面あたり。この付近は休日ともなると,たくさんの自転車が駐輪されてしまうところです。中にはずっと放置されている自転車もあります。



また,夜になるとこのあたりには,いろんな人が集まります。酒に酔って,騒いでいるグループもいます。酔った勢いで,放置自転車を池へ投棄したのだと考えられます。

たいへん迷惑な行為ですが,そもそも自転車を公園に放置しなければ,こんなことも起きないのです。

よく見ると,かつて公園に設置されていたゴミ箱も棄てられています。



スクーターも捨てられていました。エンジンオイルやガソリンが流出するので,自転車を投棄されるより,水質への悪影響が大きい。

池の周囲にはちょっとした柵がありますから,スクーターを持ち上げて柵を越えたのでしょうか。なかなか骨が折れるはずです。そのエネルギーは,これからは有意義な事に使ってもらいたい。



台車も捨てられていました。

池の周りに何軒かの茶店があります。その店で使っていたものが,迷惑者の手で棄てられたのでしょうか。



七井橋から下を覗くと,ショッピングカートが棄てられていました。

井の頭公園の周りには,これといってスーパーはありませんから,車でわざわざ持ってきたのかもしれません。



この自転車も七井橋の下に沈んていたものです。ここまでヘドロに埋まってしまうと,引き上げて回収するのも難しいでしょう。



どうやら,睡蓮鉢のようです。
かなり大きなサイズなので,人の手で沈めることはできません。きっと公園事務所か行政が沈めたのでしょう。これからも使うつもりがないのなら,この機会に回収してもらいたい。

以上,投棄されていたものの写真でした。かいぼりについてはまた様子を見に行こうと思います。