2014年1月26日日曜日

オリンパスXZ-2で撮ったRAWとJPEGの比較作例

XZ-2のJPEG撮って出しが,なかなか良いのです。RAWよりも輪郭が強調されて,立体感がある写真に仕上がります。ただし,当然ながら,JPEGでは色の階調が失われてしまいます。

立体感と色階調の具合を比較するために,両方の画像を並べてみました。

左がJPEG撮って出し(ピクチャーモード:Flat)。
右がRAWをLightroomで現像したもの。



しべの立体感はJPEGの方が感じられますが,花弁の階調が,RAWに比べてここまで失われてしまいます。やはり塗った感じが強いですね。ただし,デジタルカメラでは赤は飽和しやすいので,いくらか仕方がない面もあります。


細かい枝の描写はJPEGの方が優れているようですが,RAWは全体的に混じりけなしでクリーンな画像に仕上がっています。


JPEGはコントラストが弱く仕上がっていますが,どちらかと言えばJPEGの方が,実際の見た目に近いです。こちらでもRAWの方がクリーンです。


XZ-2のJPEGでは,赤がうまく写りません。なんとなく青みが加わってしまいます。フラミンゴの背後にある看板の「SALE」という文字も,JPEGでは階調が失われて,読めなくなっています。

JPEGにはオリンパスなりの「省略と誇張」が効いているのでしょうか。それが自分の好みとちょうど一致すればよかったのですが,たまたま僕の好みとは合いませんでした。

XZ-2はRAWで撮っていきます。