井の頭公園 弁天堂
お気に入りの撮影スポットの紹介。井の頭公園の西側にある弁天様です。弁天堂の周りには桜が咲くので，お花見の頃がいちばんきれいな弁天堂が撮れます。
吉祥寺駅から徒歩10分ほど。公園内には茶店やトイレなどがあり，井の頭自然文化園もあるので，1日中楽しめるでしょう。
井の頭公園の桜といえば，七井橋からの景色を撮られている人が多いですが，弁天堂もオススメですよ。社殿と桜と池の組み合わせが，とても雅やか。まるで京都のような景色が愉しめます。
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| 2014/3/31 AM6:22撮影 |
ただし，この写真のように，水面に映った桜と弁天堂をきれいに撮るには，シャッターチャンスがかなり限られています。それは，以下の条件が整わなければならないからです。
- 桜が咲いている時期
- 晴天（曇天だと色が映えないため）
- 無風（風があると水面が波打ってしまう）
- 日光が差しこむ６時から７時まで（７時以降は噴水で水面が波打ってしまう）
すべての条件が整い，ベストな状態でシャッターを切れるのは，だいたい３０分間ぐらいでしょうか。つまり，１年間のうち最高のシャッターチャンスは３０分間だけ。
次の２枚は，4/1に撮ったものです。
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| 2014/4/1 AM6:18撮影 |
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| 2014/4/1 AM6:43撮影 |
前日よりも開花が進んでいて，桜の状態は良いのですが，残念ながらこの日は曇り空。
それでも，雲間から日光が差すタイミングがあり，そのときに慌ててシャッターを切ったのがAM6:18の作例。雲によって拡散光になり，色がドギツくならずに，ちょうど良い具合に写せました。
しかし，１０分間ほどで太陽はまた雲に隠されてしまい，そこからしばらく粘って，最後に撮ったのがAM6:43の作例。ただ，コントラストが弱すぎて，眠たい写真になってしまいました。光の状態で，ここまで写真が変わってしまいます。
三脚は立てられますので，構図を固定したら，光が良くなるまで待ってからシャッターを切るのがオススメ。標準域のズームレンズを一本持っていけば大丈夫。あと，PLフィルター。それから，桜が散りはじめる前の方が，水面がきれいです。そして，開花状況，雲の量，風の強さなどをしっかりチェックしてからお出かけください。
なお，今年はもう桜が散ってしまいました（汗）。もしご興味が湧きましたら，来年お互いにかんばりましょう。