2014年3月21日金曜日

ニコンプラザでNikon1 V3展示機を触ってみた感想


Nikon1 V3


新宿のニコンプラザへ行ってきました。お目当ては,先日発表されたばかりのNikon1 V3!

V3っすよ。V3と言えば,仮面ライダーV3。むかーし「仮面ライダーV3カレー」って レトルトカレーがあって,その中に怪人シールが一枚入ってたんですよ。それを家の柱にペタペタ貼ってたら,親父に怒られました。

そんな記憶を思い出しつつ,Nikon1 V3展示機を触ってみた感想です。なお,試作機なので,V3で撮った画像は持ち帰ることはできず,実際の製品と仕様が異なる場合がありますのでご了承を。


手に持ってみた感触


イイですねー。イイですよ,これ。

予想していたより小さかったです。ボディはちゃんと高級な質感があります。堅牢感とか剛性感はすこ〜し物足りない感じですが,不満に思うほどではありません。

Nikon1 V2と比べると,大きなグリップが無くなり,フラットな形状となりました。ただ,グリップラバー(ゴム)がしっとりと手に張り付くので,しっかりグリップできている感触があります。このグリップ感はとっても気に入りました!

大きさは,Nikon1 J2より少しだけ厚みが増した感じですが,ほぼ同じぐらい。



地味に良かったボタンレイアウト


撮影に必要なボタンは背面液晶の右側に,画像再生ボタンやメニューなどのボタンは背面液晶の左側にレイアウトされています。

このレイアウトによって,撮影中に誤ってメニューボタンなどを押してしまうことが防げています。うん,慣れたらこのレイアウトの方が良いですね。


異次元の60枚/秒連写!


す,す,す,すごい! 聞いたことがない異様な連写音を聞いてしまった! これが60枚/秒なのかっ!?

そもそもシャッター音が小さいので,連写していてもそれほどうるさくないです。

本体のバッファを増やしたとはいえ,あっという間に満杯になってしまいます。それは仕方ないとしても,microSDカードへの書き込みに待たされます! 一度の連写ごとに,10秒前後は待たされましたね。microSDカードへの書込速度が,もろに連写のボトルネックになってました。

なお,microSDカードへの書き込み中も画像再生は行えましたが,削除はできませんでした。また,どんなmicroSDカードが差し込まれているのか確認できませんでした(テープで塞がれていた)。

動体へのAFの食い付きですが,動きもの(鉄道模型とか)が置いてなかったので,感触を試すことができませんでした。今後もショウルームにそうしたものが置かれそうな雰囲気では無かったので,これについてはいろんな方のレビューを待つしかないですね。


新レンズ 70−300mm は・・・


スタッフさんに訊いてみたのですが,新レンズ 1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6ニコンプラザですらまだ置いてなかったので,使用感を確かめることはできませんでした。

グリップGR-N1010や電子ビューファインダーDF−N1000などのアクセサリー類も置いてませんでした。ムキー!使ってみたかったのにぃー!

動体撮影のことを考えると,EVFの遅延やブラックアウトがどの程度なのか気になります。光学ファインダーだったらそんな心配はいらないんだけど,OVFだと60枚/秒なんて超高速連写は絶対ムリなわけで・・・。


連写番長は雨の中でもケンカできる。よね?


とにかく,とんでもない超高速連写。

あの連写速度と70-300mm f/4.5-5.6があれば,鉄道や航空機や動物など,そばへ近づけない被写体をベストタイミングで捉えられるカメラになるでしょう。

ただ,そうした被写体はフィールドでの撮影になるので,防塵防滴が気になります。ニコン社は,どのカメラでも防塵防滴と謳わない方針のようですが,一定以上の防塵防滴性能があるはず!そう思いたい。


あと,野鳥を大きく写したいだけなら,Nikon1 V3を買うよりも,安くなったNikon1 V2に70-300mm f/4.5-5.6を組み合わせるのも良いかと思うのです。