機能が詰め込まれた精巧な秘密道具。オリンパス E-M10はそんな言葉がぴったりくるカメラだ。
どこか工業製品の雰囲気を漂わす風貌。しっかりと手に伝わってくる重量感。ひんやりとした金属パーツ。ダイヤルをカチカチと回したときの感触。電子ビューファインダー。TruePic VII。Wi-Fi。ライブコンポジット。
メカニカルな操作感を愉しめるうえに,中身は最新機能。これらがすべて小型ボディに凝縮されているのだから,男子にとっては堪らない。
メカニカルな操作感を愉しめるうえに,中身は最新機能。これらがすべて小型ボディに凝縮されているのだから,男子にとっては堪らない。
昭和のミステリー映画にも登場しそうなカメラだ。トレンチコートの刑事。事件を追う新聞記者。外交官を装ったスパイ。謎の白髪の老人。誰がこのカメラをぶら下げても,よく似合っただろう。
僕はすっかりこのデザインの虜になってしまった。使い込んでスレ傷が増えてくれば,さらに渋い味わいが出てくるだろう。今からすごく楽しみだ。