2014年1月23日木曜日

XZ-2とRX100M2のテレマクロを妄想対決

XZ-2を使っていて,ふと気が付いてしまいました。

RX100M2のテレ側で被写体に寄れないのがイヤで,XZ-2を買っちゃったけど,被写体を大きく写したいならクロップすればよくね?

だって,XZ-2の1200万画素の写真で満足しているわけだから,RX100M2も2020万画素から1200万画素までクロップしても問題ないはず。僕って,なんて頭良い子。

となると,実際に試してみたくなるのが人情。だけど,RX100M2まで買える余裕は無いのが懐事情。

というわけで,妄想でシミュレーション。


最短撮影距離に変換してみた


2020万画素から1200万画素までクロップするということは,約1.7倍ほどクローズアップできるのと同等っぽい。そして,RX100M2のテレ端の最短撮影距離は55cm。

 55cm ÷(2020万画素 ÷ 1200万画素)

ん?これで計算あってるか?まぁ,SmallなことはForgetするにかぎる。さっそく計算しよう。

 ≒ 32cm

おお!32cmですか!? 東京-大阪間だったのが,東京-名古屋間ぐらいに縮まった!

 XZ-2のテレ端112mmの最短撮影距離 = 20cm@1200万画素
 RX100M2のテレ端108mmの最短撮影距離 = 32cm@1200万画素(35mm換算かつアスペクト比4:3)

民よ!RX100M2に希望の光が差し込んできたぞ!※XZ-2ユーザー

実際に被写体がどこまで大きく写せるかは,撮影倍率もかかわってくると思うけど,ググっても両機の撮影倍率がよくわかんなかったからForgetだ!

画質についても妄想してみた


次に画質はどうだ?

デジタルズームとは違い,クロップなら画質は劣化しないぞ!しかもRX100M2は1インチセンサーじゃん!だからもし同じISOだったら,1/1.7型センサーのXZ-2より,RX100M2の方がノイズは少ないのであるっ!

心がぐらついてきた。XZ-2を質入れして,RX100M2買っちゃうか? ん?

F値神のご降臨


「己の無知に気づかぬ哀れな男よ。神聖なるレンズに刻まれたF値を見るがよい」

誰?・・・いや,この際,誰でもよいわ。たとえ天の声でも,私の妄想は止められぬ。フハハハ!

 XZ-2テレ端の開放F値 = F2.5
 RX100M2テレ端の開放F値 = F4.9

フヒャ!?

ボ・・・ボ・・・ボ,ボ,ボ,ボ,ボケてくれないじゃーん!このボケぇ!

クロップで“寄れる”と歓喜したのも束の間,ここでズイコーレンズから痛恨の一撃!痛ってぇ! マジ痛ってぇって! ※XZ-2ユーザー

どうしてこんなにテレマクロにこだわるかと言うと,被写体にグッと近寄っていて,前後のボケが味わえる写真が撮りたいから。背景も整理したいし,圧縮効果も好き。

な,なのに・・・なのにぃっ!テレ端がF4.9って!?

拝啓(ソニーの)カールツァイス様。私たちは奈落のように深い被写界深度の闇へ,どうして落ちなければならないのでしょうか?あぁ。暗いよ。レンズが暗いよー。

さぁて,そろそろ夢から覚める時間だぜ!


「やっと無知に気づいたか,哀れな男よ。ではもうひとつ教えよう。クロップでは最短撮影距離は縮まっていない。つまり,後ろボケはクロップ前と変わらぬ」

ぐぬぬっ!じゃあ,ボケ具合も計算してみようじゃないか!

※以下は根も葉もない独自計算です。真に受けないようお願い致します。

最短撮影距離を35mm換算距離で割ってみると,1mmあたりの最短撮影距離が出てくる。この値が小さいほど,被写体に近づける。すなわちボケやすい。

XZ-2 = 20cm ÷ 112mm = 0.18cm/mm
 RX100M2 = 55cm ÷ 108mm = 0.5cm/mm

あたりまえの結果だが,XZ-2の方が値が小さく,ボケやすい。
次に,この値に,開放絞りのF値を乗算してみる。仮に絞りがF1.0なら1を掛けるし,F5.6なら5.6を掛ける。

 XZ-2 = 0.18cm/mm X F2.5 = 0.45
 RX100M2 = 0.5/mm X F4.9 = 2.45

値を直接比較すると,5.4倍の差が出た。つまり,両機が「テレ端 & 最短撮影距離 & 開放絞り」で撮った場合,RX100M2の方が5段半ぐらいボケにくい。

このボケにくさを,XZ-2に当てはめてみると,XZ-2のテレ端開放はF2.5だから,F2.5から5段半ほど絞るっていうと・・・F16相当!

ただし,20cm vs 55cmでは実際の構図がだいぶ異なるので,公平な比較ぢゃない。あしからず。

それなら公平に,両機が同じ撮影距離で撮ったとする。この場合では,比較は単純。F値を直接比較した通りの結果で,絞り1段半のボケの差となる。

1段半ぐらいのボケの差なら許容範囲かもしれない。しかしF値の暗さは,高感度の悩みを引き起こす。

両機を同じシャッタースピードで撮るとする。RX100M2はF4.9だから,その分だけISOを上げなけらばならない。

なぜなら,絞りは1段半の差なので,ISOも1段半は上げないと,同じシャッタースピードにならないからだ。

明るい屋外でISO100からISO300へ上げるならまだしも,たとえば飲食店内での飯撮りだったらISO800なんてザラで,ISO800から1段半上げたらISO2400ぐらいになっちゃう。これではさすがにノイズが出てくるので,1インチセンサーの優位性が相殺されてしまう。

つまりだ


ガバッ!・・・ふぅ,悪い夢を見たようだ。

XZ-2ユーザーはテレ端開放マクロで撮って,積極的にボケを狙っちゃうしかないっ!それでこそ,RX100M2では真似できない,「XZ-2だからこそ」の写真になる。

あと「カメラはレンズが命」という古来からの言い伝えは,正しかった。