2014年3月11日火曜日

E-M10のライブコンポジットで夜景と光跡の作例

OM-D E-M10, M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ, 1/2, F5.6, ISO100

OM-D E-M10 ライブコンポジット作例 Part1


E-M10ならではの機能「ライブコンポジット」は,いわゆる長秒露光(バルブ撮影)で撮っていた光跡を,パソコンで合成する手間も無く,すごく簡単に撮れるのです。

こいつがさらに優れているところは,リアルタイムに比較明合成してくれるので,ライブビューで出来具合を確認しながら,ほどよいタイミングでシャッターを閉じることができます。これは使いやすいっ!

また,ライブコンポジットは,アートフィルターをかけて撮影することができます。上の写真は,光跡の鮮やかさと街の猥雑さを狙って,ポップアートをかけてみました。もう一味加えることで,非現実感を強調することができました。

お次は,他のアートフィルターで撮ったライブコンポジット写真。



ラフモノクロームで撮りました。おじさんがこんなにクールな写真を撮れるなんて,デジタル万歳。



ドラマチックトーンで撮りました。もっとハードな雰囲気になるかと思ったら,それほどでもなかったかな。高層ビル群で使った方が似合うかも。

シャッタータイミングを変えてみる


上の三枚を見比べてもらえれば分かるかと思いますが,シャッタータイミングによって光跡の形がだいぶ変わります。運任せなところもありますが,車の流れを読めば,だいたい狙った光跡になります。


しかし,単にきれいな光跡を撮るだけでは,芸がありません。上の写真は,長い光跡を撮ることができましたが,流れの方向が単調で,いまいち面白みに欠けます。



信号が切り替わったタイミングを狙って撮りました。高速道路の直線と曲りくねる光跡の対比で,すこし面白い雰囲気になったのではないでしょうか。

ライブコンポジットはE-M10だけの機能


ライブコンポジットは,今のところE-M10にしか搭載されていません。E-M5やE-M1には備わってない機能ですので,E-M10を買った人はぜひ使ってみてください。簡単で面白いですよー。

ただ,光跡を狙えるシチュエーションはけっこう限られるので,部屋を暗くして,LEDペンライトで光跡を作るのが,最初は遊びやすいかと思います。まだ外は寒い時期ですし。あ,三脚は必須です。