2014年3月10日月曜日

安くなったE-M5か?新発売のE-M10か?君ならどうする?

どうする♪どうする♪どうする♪君ならどうする〜♪ 

アラフォーしか分からないデンジマンの歌です。すみません。

オリンパス OM-D E-M5とOM-D E-M10。なかなか悩ましい選択です。現時点ではE-M10の方が高いですから,なおさら悩みますよね。

僕の場合は,迷わずにE-M10を買いました。防塵防滴や5軸手ブレ補正よりも,ボディの小ささや操作性を優先したからです。そんな僕からの意見。


E-M5とE-M10をおおざっぱに比較


スペック表と販売価格を比較すると,E-M5の方がコストパフォーマンスが高い。だって,5軸手ブレ補正だし,防塵防滴だし,E-M10よりも安いし。この3つの違いが,一番気になるポイントではないでしょうか。

しかし,日常的な使い勝手は,E-M10の方が良いと思います。ボディがわずかに小さく,ボタンやダイヤルの配置と感触が改善されていて,ストロボフラッシュも内蔵されています。これらは地味なことですが,実際に使ってみるとありがたいのです。

防塵防滴だからって保証されているわけではない


防塵防滴レンズと組み合わせないと,「防塵防滴」とは言えません。ですから,防塵防滴レンズを持っている(または買う予定である)必要がありますので,レンズまで含めて,検討する必要があるでしょう。

そして,防塵防滴で鍵になるのは,実はレインカバーだと考えてます。なぜなら,メーカーが防塵防滴といくら謳っても,ほこりや水滴にボディを晒しても壊れないことが保証されているわけではありませんから,E-M5であっても雨中などではレインカバーで保護するべきだと思うからです。

もしどのみちレインカバーをかけるなら,両機にあまり大きな差はないと考えます。しかし,雨や雪でもレインカバーをかけずに撮る。そんな心意気を持つ人なら,ダンゼンE-M5。知り合いの登山好きな人は,登山中にいちいちレインカバーをかけていられないので,E-M5を買いました。

手ブレ補正はマクロ撮影で影響大


E-M5は5軸手ブレ補正で,E-M10は3軸手ブレ補正。その差は並進ブレの補正。並進ブレ補正は近接撮影,いわゆるマクロクローズアップ撮影で影響があります。

スナップや風景撮りでは,3軸手ブレ補正のE-M10でも充分でした。しかし,E-M10に60mm F2.8 Macroを付けて梅を撮影してみたのですが,マクロ領域では3軸手ブレ補正はやっぱり役者不足。マクロを三脚無しで手軽に撮りたいなら,間違いなく5軸手ブレ補正のE-M5がオススメ(それでもブレるときはブレますが・・・)。

防塵防滴とは違い,手ブレ補正効果は店頭で体感することができるので,両機を一度触って比較してみることをオススメします。近くに店舗がない人は,ネット上にE-M10のレビューが増えてくるまで,様子見した方がいいかもしれませんね。

E-M10の価格が下がればノープロブレム?


防塵防滴で5軸手ブレ補正であるE-M5の方が安いから,あれこれ悩むんですよね。E-M10の方が安くなってくれれば,だいぶ悩みが少なくなると思います。

では,E-M10がE-M5よりも安くなるのはいつか? 

1,000円だけ安くたってあまり意味がないですから,E-M5よりも15,000円は安くなっている時期を考えてみましょう。

現時点では,E-M5レンズキットの最安が約71,000円。E-M10レンズキットの最安が約85,000円。その価格差14,000円。

E-M5よりも15,000円は安くなって欲しいと考えると,14,000円 + 15,000円で,今より29,000円も安くて,販売価格が56,000円にならなければなりません。つまり,34%の値下がり。

E-M5の最安初値は117,000円ほどで,そこから34%下落するまで,1年半ほどかかっています。E-M10も同じような下がり方だとすると,34%値下がりするのは2015年秋! ず,ずいぶん先だなぁ・・・。

2015年秋まで待てる人はE-M10。そんなに待てない人は,充分に値下がりしたE-M5を,さっさと買いましょう。もたもたしていると,こんどはE-M5後継機の噂に悩まされるかもしれませんよ。

つまり,価格のアンバランスが解消するまで待つのは,機会損失が大きすぎます。好きな方を,買えるときに買っちゃいましょう。という,いつもの結論に行き着くのです。

ま,メーカーだってこうした事を考慮しながら発売時期を決めてるよね。